技術資料集

ホーム > 技術資料集 > 液状化

液状化

砂質地盤は非常に緩い状態であっても、一般的には軟弱な粘性土地盤に比べて圧縮性は小さく、支持力も大きくなっています。
しかし、液状化を生じると軟弱な粘性土地盤よりも弱い地盤となります。そのため構造物の沈下、側方変位、地下埋設物の浮上等の被害をもたらします。

地下水以下にある緩い締まり具合の砂質地盤に、繰り返し地震力が作用すると、砂の粒子が地下水内に浮遊する状態となり、液状体となります。この現象が液状化です。さらに水圧が上昇すると砂地盤と共に地上に噴き上げます。これが噴砂現象です。

液状化のイメージ

液状化の構造物への影響は、

  1. 支持力低下に伴う構造物の沈下、傾斜
  2. 地下水圧(間隙水圧)による地下埋設構造物(マンホール、タンクなど)の浮き上がり

が生じます。

このページの先頭へ戻る