定義
明確な定義はありませんが概略的には、土の強度が弱く、また軟らかく、圧縮しやすい地盤のことをいいます。
構造物の基礎地盤として十分な地耐力(支持力、沈下に対して安定であること)を有していない地盤であり、一般に軟らかい粘性土、腐植土、緩い砂質土が対象となります。
軟弱地盤の対象となる地形は、三角州、後背湿地、おぼれ谷等で、おもに沖積平野に分布しています。
判定条件
各官公庁の指針、設計標準書などに示されていますが各機関に若干の差がみられます。
おおまかには、ボーリング時に行う標準貫入試験のN値が4以下の地盤、スウェーデン式サウンディング試験結果では質量100kgのおもりが自重沈下する地盤です。