簡単チェック!あなたのお宅の地盤は?

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簡単チェック!あなたのお宅の地盤は?

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緑色の濃い部分は、さらに詳細な地形・地質図が確認できます。

  • 低地
  • 砂丘地(海岸砂丘)
  • 丘陵地(台地・段丘含む)
  • 境界地

※境界地:丘陵地と平坦地、砂丘地と平坦地の境界

新潟県地図 地形・地質図 地形・地質図 地形・地質図 地形・地質図 地形・地質図 地形・地質図 地形・地質図 地形・地質図 地形・地質図

地形概要

沖積平野の地形模式図

赤い破線 沖積平野
ちゅうせきへいや
(低地に区分される
代表的な地域)
河川堆積物から形成された平野。日本では完新世(沖積世)の堆積物を含めて呼ぶため、海成層も含まれる。上流から下流に向かって、扇状地、自然堤防、三角州の順に配列される(沖積平野の三分類)。日本においては人口の大部分が沖積平野に集まっているが、沖積平野の堆積物は未固結のため、軟らかい地層で形成されている。 粘土

砂礫
有機質土
地形区分 地形的特徴 予想される
地層
地盤としての
良否 *1
低地 扇状地
せんじょうち
河川が山地から平野に移る所に多く見られる。土砂などが山側を頂点として扇状に堆積した地形のこと。扇状地自体は良好な地盤であるが、形成される条件には、上流に崩壊地や地すべり地が広がっていることがある。 砂礫 ○~△
自然堤防
しぜんていぼう
河川に沿って形成される微高地。洪水を繰り返す河川の下流部で発達する。洪水で川の水が流路から溢れ出すと、土砂が溢れ出した流路の両岸に堆積する。これが繰り返されることによって微高地が形成される。古くからの集落はまず自然堤防上に立地することが多く良好な地盤である。
砂礫
○~△
後背湿地
こうはいしっち
主に自然堤防などの微高地の背後に形成された低湿地をいう。排水性が悪く「○潟」や「○沼」などの名で呼ばれることがある。旧来の地盤のよい土地から、郊外への宅地化が進むことによって、後背湿地の市街地化が急速に進行している。比較的地価が安いことから、工場や新興住宅地が造成されることで市街地化することが多い。ただし、その地形的な条件から洪水の際に浸水の被害を受けやすく、軟弱地盤のため圧密沈下の問題を抱える地域でもある。 粘土
シルト
×
三角州
さんかくす
河口付近で見られる地形で、枝分かれした2本以上の河川と海とで囲まれ三角形に近い形をしている。水田として利用されることが多く、軟弱地盤を形成する。 粘土、砂、
粘土と砂の互層
×
砂州
さす
海岸部において、湾を塞ぐような形で形成された地形。内側には潟湖ができる。地盤としては悪くないが、締まり具合の緩い砂の場合、液状化の懸念がある。
砂礫
○~△
潟湖
せきこ
ラグーンとも呼ばれる。湾が砂州によって外海から隔てられ湖沼化した地形。非常に軟弱な粘土が堆積する。 軟らかい粘土が堆積 ×
砂丘地
さきゅうち
風によって運ばれた砂が堆積して出来た丘状の地形。地盤としては悪くないが、起伏があるため土地造成の場合には切土・盛土が必要になる。盛土が締まり具合の緩い砂の場合、液状化の懸念がある。 ○~△
丘陵地
きゅうりょうち
なだらかな起伏の小山あるいは丘の続く地形。山地よりも小さな規模のもの。良好な地盤で、土地利用が進んでいる。ただし、起伏があるため土地造成の場合には切土・盛土が必要になり、造成地では地盤の状態(特に盛土部分)に注意が必要。 硬い粘土
砂、砂礫
岩盤
○~△
境界地 小おぼれ谷
しょうおぼれだに
海岸砂州などで湾口を塞がれ、閉ざされた谷地形の場所に海成粘土や有機質土が厚く堆積してできる。土地利用した場合、軟弱地盤のため圧密沈下の問題を抱える。 粘土
有機質土
×

がけ
垂直もしくは垂直に近い傾斜の地形のこと。日本では、水平面に対し30度を超える角度の傾斜を要件とする。地盤としては、一見硬く見えるが、降雨や地震の影響により崖くずれ等の被害が発生しやすい。 風化岩
岩盤
△~×

*1 地盤としての良否(構造物の基礎地盤として):○良好な地盤、△注意が必要な地盤、×基礎に対策工が必要な地盤

低地

内陸部にある砂丘地、自然堤防地、扇状地が含まれる「低地内の自然のままの微高地」に分類される方

昔から建っている家々は、このような土地にあります。これらの土地は、低地の一般面と比べ地盤が良いです。ただし、洪水時では水害、大地震時には液状化が起こる恐れがあります。

谷底・氾濫平野、海岸平野・三角州、後背低地が含まれる「低地内の一般面、一般面の盛土地」に分類される方

水田等に利用されていることが多く、盛土され、宅地化しています。河川の堆積作用で形成された所(谷底・氾濫平野、海岸平野・三角州)と河川の堆積作用があまり及ばない低湿地な所(後背低地)で、いずれも排水性が悪く、地盤が軟弱(軟弱地盤)です。特に後背低地では、非常に軟弱です。支持力不足、液状化、地盤沈下(圧密沈下)の恐れがあります。地盤改良等が必要と考えられます。

地形・地質図、分類等は目安です。詳細については各種調査が必要です。調査についてのご相談は当協会までお問い合わせ下さい。

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砂丘地(海岸砂丘)

砂丘地は沿岸流、波浪により作られた砂州上に、風で運ばれた砂が堆積した小高い丘であり、新潟地区の海岸部では良質な地盤です。ただし、砂丘傾斜地を切盛平坦地化した宅地では、大雨時、地下浸透水の影響で地盤中の砂が流出し、空洞化する恐れがあり、また、大地震時に地盤が緩み、土留壁に変状をきたす恐れもあります。
砂丘地末端部の宅地では、地下水位が高く、液状化の恐れがあります。

地形・地質図、分類等は目安です。詳細については各種調査が必要です。調査についてのご相談は当協会までお問い合わせ下さい。

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丘陵地

丘陵地は一般に地盤は良好です。ただし丘陵地の中には地すべり地もあり注意が必要です。また丘陵地内の造成地では、盛土部の宅地があり、この場合、大地震の際、変状をきたす恐れがあります。沢部の盛土地では、地下水処理が十分でないと、盛土材が軟弱化することもあります。

地形・地質図、分類等は目安です。詳細については各種調査が必要です。調査についてのご相談は当協会までお問い合わせ下さい。

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境界地

丘陵地と平坦地の境界、砂丘地と平坦地の境界、このような宅地では、岩盤の風化、大雨時の地下浸透化、大地震時では、斜面崩壊などが懸念されます。まれに境界部の低地部に腐植土が堆積している所もあり、このような所では、良質な地盤に傾きが生じているので(軟弱な土層の厚さが変化している)、不同沈下が生じやすいです。同様に、砂丘地背後の低地部でも、不同沈下が生じやすいです。

※腐植土
湿地では葦(アシ、ヨシ)等が繁茂し、生えては枯れ、生えては枯れを何百年も繰り返し堆積した物。スポンジのような状態で、水分を多量に含んでおり、この上に荷重がかかると脱水されます。この脱水した量だけ体積が減少します(圧密沈下現象)。同様に軟弱な粘土層も圧密沈下を生じますが、腐植土よりも沈下量は少ないです。

地形・地質図、分類等は目安です。詳細については各種調査が必要です。調査についてのご相談は当協会までお問い合わせ下さい。

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  • 地質調査業者の保険について 株式会社ジオ・ビジネスサービス
  • 一般社団法人全国地質調査業協会連合会
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